機器メーカー向け製品
組込メーカー様向けページです。222nm、172nmの2つの波長を使ったデバイスを紹介します。
Clean172™搭載オゾン生成用UV光源

波長172nmをピークに持つエキシマランプを光源とすることで、従来の紫外線光源(オゾンランプ)では実現できなかった放電式同等のオゾン量をNOxを発生させずに生成可能。また、波長172nmの光とその光から生成される活性酸素により化学物質やニオイを強力に分解できます。
- 光浄化のメカニズムや化学物質の分解効果について詳しくはテクノロジーページをご覧ください。
分解可能な化学物質やニオイ



糞便臭
ホルムアルデヒド / アセトアルデヒド / トリメチルアミン※1 / MEK /
メタノール / EOG / アンモニア※1 / ニコチン※1 etc
※1 無機成分があるため、CO₂、H₂O以外の物質も出てきます。
開発コンセプト例
様々な装置に組み込んでご利用いただけます

PSA等の付帯設備が不要なため、
天井等様々な場所に設置が可能

放電式並みのオゾン生成量を
小型ランプで実現できるため、
ポータブル化が可能

オゾンの酸化力を有人環境でも
使用可能

活性炭で除去しきれない物質を
分解できるため、ダクトレスの製品が
開発可能

PSA等不要で、加圧も可能なクリーンな
オゾンを水中に供給が可能
特長
光浄化技術「Clean172」搭載光源
172nmの光とその光によって生成される活性酸素によって有機物質の分子結合を強力に酸化分解します。
酸化分解のプロセス

オゾン生成量
オゾン生成に有効な波長172nmのみを照射するため、放電式同等のオゾン生成量を実現。一方、従来の紫外線方式(代表的な光源:低圧水銀灯)では、オゾン生成波長である185nmと同時に、オゾン分解波長である254nmも放射しているため、実現できませんでした。
オゾン生成量の比較表
Clean172 | 放電式 | 低圧水銀灯 | |
---|---|---|---|
オゾン生成量(mg/h) | 1000 | 1000 | 110 |
消費電力(W) | 30 | 30 | 110 |
オゾン生成量 (mg/h) |
消費電力 (W) |
|
---|---|---|
Clean172 | 1000 | 30 |
放電式 | 1000 | 30 |
低圧水銀灯 | 110 | 110 |
オゾン生成方式とNOxの関係
Clean172は、空気中の窒素には吸収されず化学反応を引き起こさない波長172nmの光を用いているため、NOxが発生しません。
一方、放電式は空気中の窒素までも分解し、酸素と結合することでNOxが発生します。


各材質における腐食の比較
Clean172はNOxを起因とする腐食の心配がありません。(NOxと水蒸気が反応することで生成される硝酸が腐食を加速させます)
- 横スクロールでご覧ください

- 【試験条件】
- ボックス内に試験片、オゾン発生源、加湿用水入りシャーレを投入して連続運転させ、所定CT積ごとに取り出して撮影。
Clean172、放電式(沿面放電)共に、大気環境での試験であり、PSAは利用しておりません。
水銀フリー
Clean172は、水銀を使用せず、よりオゾン生成に有効な波長172nmを取り出すことが可能。
一方、従来の紫外線式(代表的な光源:低圧水銀灯)はオゾン生成に有効な波長185nmを取り出すために水銀を使用。
水銀を使用しないため、
- ・環境負荷を低減
- ・環境温度に左右されないUV出力
- ・瞬時点灯が可能
点灯初期特性

UV出力特性

製品仕様
ランプ単体以外にもランプ・インバーターを組み込んだモジュールのご相談も承っております。
- 横スクロールでご覧ください
タイプ(型式) | UXFL130-172UI | UXFL85-172UI | UXFL55-172UI(開発中) | |
---|---|---|---|---|
外形寸法 (mm) | Φ16×185 ケーブル長さ195 | Φ16×141 ケーブル長さ100 | Φ10×93 ケーブル長さ78 | |
オゾン発生量 (mg/h) | 1000 | 750 | 150 | |
重量 (g) | 46 | 40 | 24 | |
消費電力 (W) | 30 | 19.5 | 8.9 | |
適合インバータ | PXZ380J7-A | PXZ100E3-A | ||
入力電圧範囲 | DC24V±2.4V | DC14.6V±0.73V | ||
インバータ外形寸法 (mm) | W40×D135×H28 | W34×D108×H26 | ||
インバータ重量 (g) | 104 | 40 | ||
使用環境※ | 温度 (℃) | 0~60 | 4~50 | |
湿度 (%RH) | 5~90(結露なきこと) | 15~80(結露なきこと) | ||
保存環境 | 温度 (℃) | −15~70 | −10~55 | |
湿度 (%RH) | 5~90(結露なきこと) | 15~80(結露なきこと) |
- ※低温環境下でのご使用は、短寿命となる恐れがあります。
仕様および外観は、改良のため予告なく変更されることがあります。