- クリニック
これからの内科診療に欠かせないCare222®によるウイルス対策
きむらファミリークリニック様
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使用した製品
- Care222® i シリーズ
ウイルス対策の強化にCare222® iシリーズを導入
きむらファミリークリニックは福岡県福岡市郊外のベッドタウンで2021年3月に開業、その名の通り広くファミリー層を対象に内科・消化器内科の診療を行っています。万全のウイルス対策を施し新設されたクリニックに、2023年夏からはさらなる強化策として15台のCare222® iシリーズが加わりました。院長の木村 公憲先生に設置の経緯や周囲の反応などをお聞きしました。
お客様のご要望・課題
- 衛生的な内科診療の環境を整え、診療体制を維持。
“家族の健康を守るファミリークリニック”
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お話を伺った人
きむらファミリークリニック
院長 木村 公憲先生
Q
2021年3月開業の経緯を教えて下さい。(木村院長)以前は別の地域で診療していましたが、当地で開業されていた先生が亡くなられ、それまでのかかりつけの患者様から、継続して診療して欲しいとの要望があり、縁あってこの地での新規開業に至りました。 ファミリークリニックのコンセプトは地域のお子さんからお年寄りまで診察できる身近な医療機関で、ロゴも当院の頭文字のアルファベット“KFC”を、お父さんお母さんお子さんをモチーフに表現しています。
Q
2021年3月開院ということはその時点で新型コロナウイルス対策を取られていたのですね。(木村院長)まずはゾーニングの徹底で、発熱患者様と一般患者様の導線を完全に分け、待合室と診察室、トイレも別々に作りました。ほかにもパーテーションの設置、壁面と床への抗菌素材使用などで院内感染を防いでいます。 換気についても当院の場合、交通量の多い通りに面しており、窓を開けられないため、空気が一方通行で流れるように計算した独自の換気システムを採用しました。飛沫やエアロゾルが滞留しないことは何よりも大切と考えました。
Q
1日にどのくらいの患者様がお見えになりますか?(木村院長)1日20名前後を診ています。新型コロナウイルスやインフルエンザにより発熱された患者様とワクチン接種が大半を占めています。院内の混雑を避けるために完全予約制を取っていますが、予約無しで来院される方にも対応しています。私のほか看護師2名と事務2名の構成ですが、土曜日はとくに忙しいですね。
“衛生的な環境で医療業務に集中を”
Q
万全のウイルス対策を取られた上でCare222® iシリーズを導入いただいた経緯について教えてください。(木村院長)Care222®技術についてはウシオ電機さんとの共同研究を行い導入実績もある、神戸大学の知り合いから聞きました。当院でも診察服や機器類を紫外線で除菌する装置は導入しているのですが、手をかざすと日焼けしますので「え?紫外線を人がいる環境で照射しても大丈夫?」と言うのが最初の正直な感想でした。その後、ウシオ電機さんにもお越しいただき安全性や効果に関するエビデンスを聞き、納得して導入しました。 また、スタッフには衛生的な環境の中で医療業務に集中してもらいたいという想いも導入を決めた要因のひとつです。
Q
Care222® iシリーズの設置場所を教えて下さい。(木村院長)全部で15台導入しました。患者様が接する場所はできるだけカバーできるように、玄関から受付と待合室、診察室、トイレ、いずれも発熱患者様のエリアと一般患者様のエリアそれぞれに設置しています。さらに採血室、レントゲン室、内視鏡室は患者様が座るスペースに照射されるように設置しています。
Q
内視鏡室にも設置されている理由を教えてください。。(木村院長)患者様が行き来する場所には全て設置したいと考えました。内視鏡室は点滴室を兼ねていることもあり、人の出入りが多いためウイルスや菌が侵入する可能性は十分あり、対策は必要です。
“近隣医療機関からの興味深い反応”
Q
設置後、ホームページで詳細な告知や、院内にも掲示物が貼りだされていますが、患者様やスタッフの反応はいかがですか?(木村院長)スタッフからはクリニックがウイルス対策をしてくれているので安心して勤務できると好評です。 もっとも興味を持たれているのは近隣の医療機関です。とくに整形外科は免疫機能が低下している高齢者の患者様が多く、ホームページを見て見学にも来られました。眼科と歯科の先生も予防接種で来られた際に話を聞かれました。皆さん熱心に機器を見られ強い関心を持たれたようです。当院同様少人数の医療施設では、一人でもスタッフが欠けると成り立ちませんから、院内のウイルス対策は総じて切実な課題です。
Q
現在の稼働状況と設置後に感じた効果があれば教えてください。(木村院長)スタッフの勤務中に稼働しています。壁に設置していただいたスイッチをオン、オフするだけで、意識することなく効果を発揮してくれる「縁の下の力持ち」だと思います。
Q
Care222®及びウシオ電機に対しての、ご要望はありますか?(木村院長)より短時間で除菌できると良いですね。診察室の患者様は10分ほどで入れ替わるので約10分で除菌したいですね。
また、新型コロナウイルスの感染も一旦は落ち着くと思いますがゼロになることはなく、冬場にかけては様々なウイルスの流行も懸念されるため油断はできません。
こうした先進的な機器や取り組みに対して、より多くの医療機関が導入しやすいように、医師会、国や県などの行政機関と連携し、補助金などの導入促進策を検討していただくことも大切です。
ーありがとうございました