• 教育施設

最先端の脳科学研究施設で研究や教育環境を守るCare222®

学校法人玉川学園様

  • 使用した製品
  • Care222® i シリーズ

最新の脳科学研究所が、万全のウイルス対策を備えて誕生に

2022年春、東京都町田市の学校法人玉川学園に、脳科学研究の要衝となる新たな施設「Human Brain Science Hall」がオープンしました。同ホールは脳科学と人文・社会学の融合による新しい心の科学の創生を目指し、研究者以外の学生や子供達にもオープンにする姿勢を取っています。また、ウイルス対策にも万全を期し、最新の技術や機器をふんだんに取り入れており、中でもウシオの抗ウイルス・除菌用紫外線照射装置「Care222® iシリーズ」は早い段階で導入を決定。施設建設から導入への経緯と、学園におけるウイルス対策について総務部管財課課長の北川 昭一様と、同課長補佐の岩内 久敬様に話を伺いました。

お客様のご要望・課題

  • 研究環境維持のため、ウイルス対策には万全を期したい。
  • 新時代の人材育成の場として、子供達も安心して学べる環境を。

“教職員、学生が一丸となり、新たな授業スタイルに取り組む”

  • お話を伺った人

(左から)
学校法人玉川学園 総務部 管財課
課長 北川 昭一様
学校法人玉川学園 総務部 管財課
課長補佐 岩内 久敬様

Q

ウィズコロナの生活が当たり前になりましたが、教育機関としてはどのように対応されたのでしょうか?

(北川様)本学園には、幼稚園から小中学校、高校、大学、大学院まで約1万人が在籍しています。年齢ごとに対応方法も異なるため、新型コロナウイルス感染症が流行り始めた当初より安全委員会を立ち上げました。以前からIT化が進んでいたため、大学も幼小中高も対面授業とオンラインを組み合わせるハイブリッド授業をすぐに開始することができました。学長、学園長を兼任する理事長からも「社会に変化が起きる時には、教育のあり方も変わってくる」という言葉とともに徹底した対応の追求が全教職員に伝えられています。

Q

学生たちの反応はどうだったでしょうか?

(北川様)オンライン授業にも、従来通学にかかっていた時間を有効活用するなど効率的なメリットは多くあります。とはいえ一年間一度も登校できずコミュニケーションを取れない現実は、学生生活で大切な人脈作りができない点で大きなデメリットです。 また、学園祭(コスモス祭)や体育祭などの行事も、2020年度は中止、2021年度は規模を縮小しオンライン開催になりました。教職員と学生が一生懸命創意工夫する取り組みは貴重な経験ですので、やはり1日も早く本来の姿に戻してあげたいですね。

“建設作業中断の1ヵ月間に追加設備を徹底調査”

Q

Human Brain Science Hallの建設について、着工から落成までのスケジュールをお聞かせください。

(北川様)着工は2020年4月で、2021年12月に落成しました。しかし着工直後の1ヵ月間ほど、緊急事態宣言もあり、建設作業が中断されました。その際、まず設計変更を行ったのが、換気の強化と建物に入る前の風防室への手洗い器設置です。その後、教室やオフィスなどの設置場所に合わせて、多種多様なウイルス対策製品を約40件以上我々でリスト化し、検討を始めました。設計変更というよりも設備追加ですね。

Q

リスト化された製品から「Care222® iシリーズ」を導入していただいた決め手をお聞かせください。

(岩内様)紫外線照射による除菌方法は、施設着工が開始された4月頃から関心を持っていました。導入の決め手は、国内外の大学・研究機関と共に「人体に悪影響を及ぼさない紫外線」を実証されていた点が大きかったですね。ウシオ電機さんには、本学内の診療所にいる産業医へも製品の説明をしていただき、医学的見地からの評価もいただきました。工事を中断した1ヵ月間にエビデンスを徹底調査し、導入を決めたので貴重な時間でした。

Q

実際の設置場所について教えてください。

(岩内様)エントランスとエレベーターの2ヵ所に設置しています。 エントランスは入館者が通り、必ず手にする受付用の電話機に対して照射しています。また、11人用エレベーター上部に設置し、通常の換気に加えて、浮遊するウイルスへの対策を施しています。

“安心して学べる環境が、新時代の人材を育成”

Q

設置・稼働後の、職員や利用者の反応はいかがですか?

(北川様)施設を活用される脳科学研究所の松田哲也教授によると、コロナ禍に建てられた研究施設として外部から注目されていますが、Care222® iシリーズを始めとする様々なウイルス対策を施しているため、安心して研究に集中できる環境であるとおっしゃっています。

(岩内様)2022年1月のお披露目にはマスコミ各社もお呼びしましたが、報道の際はウイルス対策については必ず取り上げていただいていますので、非常に注目されていると思います。

Q

今後Care222® iシリーズの設置拡大予定はありますか?

(北川様)設置したい場所はたくさんあり、食堂やトイレ、アクティブラーニングを行う交流施設などが候補に挙がっています。すでに効率的な除菌が可能な製品の設置を検討・ご相談させていただいています。 また、5年後の完成を目指し新体育館の設計も進んでいます。本学園では、「今後もウイルス対策は教育環境において必須」としており、病院設計などを参考に盛り込んでいます。

  

Q

最後に、Care222®及びウシオ電機へのご要望があればお聞かせください。

(岩内様)個人で自分の身の回りを除菌できる小型のタイプがあると便利ですね。

(北川様)自走式のロボットタイプだと実際に動いている姿を見せることで、ウイルス対策を行っているアピールにもなります。本学の工学部では生活様式をサポートするロボットの研究を行っており、ウシオ電機さんとの産学連携で作れれば良いですね。

ーありがとうございました

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