- クリニック
次世代漆喰とCare222®iシリーズを発熱外来の共用スペースで活用
九品仏浅香耳鼻咽喉科様
- 使用した製品
- Care222® i シリーズ
衛生対策を徹底した施設で を2023年に開院
東京都世田谷区奥沢。東急大井町線九品仏(くほんぶつ)駅から徒歩1分、商店街の一角にある九品仏浅香耳鼻咽喉科は2023年10月3日に開院しました。モダンな内装の院内で目を引くのが、落ち着いた質感を持つ漆喰の壁。実はこの壁がCare222® iシリーズとともに医療環境を守っています。今回は、本院である世田谷区上野毛の浅香耳鼻咽喉科クリニックの院長も兼務する浅香大也先生に、 Care222® iシリーズの設置とこれからの衛生対策についてお聞きしました。
お客様のご要望・課題
- 発熱外来を兼ねる手術リカバリールームの徹底した感染症対策
- 飛沫が飛びやすい耳鼻科での患者さま・スタッフへの安全確保
“保健所の認可を受けた施設で全身麻酔手術が可能に“
- お話を伺った人
院長 浅香大也 先生
Q
九品仏浅香耳鼻咽喉科を開業された経緯について教えてください。(浅香先生) もともとは2018年から上野毛で浅香耳鼻咽喉科クリニックを開業していました。
そこでは局所麻酔下で鼻の手術を行ってきましたが、新たに全身麻酔での手術も行えるようこちらの施設をオープンしました。ここには保健所から認可を受けた全身麻酔手術を行える手術室が1つと、2つのリカバリールームがあります。リカバリールームとは手術の前後に入っていただき、手術内容の説明や術後に麻酔を醒ます時間を過ごす部屋です。平均すると一週間に6件程度の手術を行っており、手術のほか外来の患者さんも診療しています。
Q
今回のコロナ禍は医師としてどのように受け止められましたか?(浅香先生) 2009年に新型インフルエンザが蔓延したこともありましたが緊急事態宣言が出されるほどではなく、パンデミックの発生や欧米で多くの犠牲者が出るニュースなどは私も初めての経験でした。日本は早めの対応を取ることで被害を比較的最小限に食い止められたと思いますが、我々クリニックも新たなウイルス疾患に対する対応をしっかり取らなければならないと痛感しました。
Q
本院も含めこれまでにとられた感染症対策は?(浅香先生) 発熱外来という区分を設けWeb問診票を導入し、患者さんごとに発熱症状の有無が事前にわかるようにしました。発熱症状がある患者さんとは電話等で連絡をとり、時間と部屋を分けて診察するという新たなマネジメントを確立できました。特にWeb問診は効果的だったと思います。スタッフも5類移行まではガウン、帽子、マスク、フェイスガード、手袋の着用と患者さん1人毎に取り替える最大限の感染症対策を取ってきました。行動面においても看護師はじめ皆さんとても協力的で、一緒にコロナ禍と戦い乗り越えてくれました。ほかはいまでは一般的になっていますが、空気清浄機や内視鏡の洗浄消毒器などの機器を導入しています。
“Care222®と漆喰の組み合わせで徹底した衛生対策“
Q
Care222® iシリーズを導入された経緯について教えてください。(浅香先生) もともとは本院の内装にエコ・リバイバル株式会社さんの漆喰を塗っていたことがきっかけです。漆喰塗装がもたらす湿度の調整や、においを取ってくれるなどの環境改善は十分認識していました。さらに次世代漆喰「恵み」という紫外線反射性能を持つ新製品が開発され、紫外線で除菌を行うCare222® との組み合わせを勧めていただきました。
Q
Care222® 紫外線による除菌方法の効果やエビデンスにはどのような感想を持たれましたか?(浅香先生) 実はCare222® と次世代漆喰を勧めてくれたのは私の後輩なんです。彼は製品の研究開発にも携わっており、私もそれを見守っていました。各種科学雑誌に掲載された記事も読んでおり、しっかりしたエビデンスについても十分理解しています。
Q
Care222® iシリーズの設置場所と理由は?(浅香先生) 先ほどお話しした2カ所のリカバリールームに1台ずつ設置しています。当院では手術予定がない日のリカバリールームは発熱外来の診察室としても併用しており、設計時から抗ウイルス・抗細菌対策は他の部屋以上に徹底しなくてはという思いがありました。次世代漆喰とCare222® の導入には最も適した場所です。
Q
設置後のCare222® iシリーズの効果についての感想はいかがですか?(浅香先生)目に見えるものではないので難しいですね。ただ、衛生対策をどこまで行うかは医師やクリニックの考え次第であり、当院としては発熱外来と併用するリカバリールームにはできうる限り最高の対策を取る考えです。 Care222® と次世代漆喰の導入施設は少ないと思いますから、衛生対策の徹底という点では満足しています。
“飛沫を避けられない耳鼻科で際立つCare222®の安心感“
Q
他の医療機関などへCare222® を勧める場合、一番のメリットはどこでしょうか?(浅香先生)一番のメリットは衛生対策ですね。ことに耳鼻咽喉科では診察時にはマスクを外さざるを得ませんし、患者さんの飛沫も結構飛びます。お子さんの中にはどうしても泣き叫ぶ患者さんもいて、とても大きな効果を感じます。飛沫で菌が様々な場所に付着するのでその都度除菌掃除をするのは大切ですが、Care222® はその手間を軽減してくれます。最近は、衛生環境の維持に関する知識や意識は高まっていますし、東京都をはじめ行政も行動してくれますが、根本として医師や医療機関単位での対策が欠かせません。
Q
最後に、ウシオ電機及び Care222® への要望はありますか?(浅香先生) 衛生対策の徹底へ非常に良い機械を作っていただいたと感謝しています。これからもより効率的にウイルス対策ができて、害の少ない製品が開発されるとありがたいですね。
ーありがとうございました