殺菌/感染防止

ウシオの「Care222」

紫外線波長域を用いた殺菌技術により、細胞をDNAレベルで不活化させることは、既に1901年には明らかにされていました。ただし、現在に至るまで人体への影響を懸念し、その使用範囲が制限されています。

しかし、ウシオの222nm波長を用いた新しい紫外線技術「Care222」では、殺菌効果はそのままに、人への影響を心配せずに使用することができます。本技術により、様々な分野で、「非接触」、「ノンケミカル」、「非加熱」での殺菌が可能になります。また、ノロウイルスや芽胞菌(CD菌)への高い効果も確認されており、食中毒や感染症の防止への貢献も期待できます。

紫外線の殺菌メカニズム

紫外線は細胞の遺伝子情報をつかさどる核酸(DNA/RNA)に吸収されます。その紫外線エネルギーでDNA、RNAの結合が切断され、2量体が生成されることにより、増殖能力が失われ、死に至ります(不活化)。

ウシオ独自のフィルタ技術による人への安全性の確保

ウシオの純粋な222nm波長を取り出す技術「Care222」は、従来より紫外線殺菌に用いられてきた波長254nmに比べて、タンパク質への吸収係数が高いため、紫外線は皮膚や目の最表面にて吸収されます。それにより、紫外線による皮膚がんなどの弊害が発生しないだけではなく、白内障と呼ばれる水晶体のダメージの心配が不要になります。

皮膚への照射におけるCare222と254nmの比較

254nmの波長は皮膚の表皮まで透過し、生細胞にダメージを与えるのに対して、Care222は死んだ細胞である角質でほとんど吸収され、表面の菌のみ不活化します。

Care222の目に対する影響

Care222は角膜で吸収されるため、水晶体に悪影響を及ぼしません。

Care222のフィルタ技術

ピュアな222nmを取り出すフィルタとセットで取扱う事で人への安全性を確保します(コロンビア大学の特許)。

水銀フリーによる優れた点灯性

Care222は、254nmの波長を出す水銀ランプと異なり、水銀フリーのランプを使用しています。水銀を含まないエコな光源であると同時に、点灯までの立上りに時間を有しません。

主な効果

ノロウイルスや芽胞菌への殺菌効果

254nmとの芽胞菌の殺菌比較

コンセプト製品

光源および電源

  • High Powerタイプ
    ランプ:長さ484mm
    電源:形状:150 x 97 x 90 (h)
    電力:260[W]
  • Low Powerタイプ
    ランプ:長さ140mm
    電源:形状:90 x 30 x 19 (h)
    電力:20[W]

ユニット例

トイレの個室内殺菌

便座、手すり、壁、床などの菌の付着が想定される個所の除菌